2011年06月08日

仏の顔/超短落語

(出囃子)♪でんでんちんちんでんちんちん♪
 え〜、毎度お運びいただきましてありがとうございます
耳障りな落語を一席ご辛抱願います。

 いつぞでしたか、とある寺の仏像が36年ぶり帰って来たという話が新聞に載っておりまして。
何でも36年前に盗まれて、インターネットオークションに出品されているのが発見されて、買い戻したということらしいのでございますが、
探査船ハヤブサよりも長旅、ご苦労様でございましたといったところでしょうか。
 仏像と言いますというと、ここしばらくブームらしいですな。
仏像鑑賞の第一人者、みうらじゅんさんによれば、仏像を見て廻る事を“見仏”、奈良や京都など仏像の多い地域を“仏ゾーン”などと呼んだりするそうで。
うまいこと考えますなぁ、どうも。
そうかと思うと歴史好きの女性のことを歴女と呼ぶように、仏像好きの女性のことを“仏女”と言ったりするそうで・・・。
『仏女』ってあんた、「ぶつ(=叩く)じょ〜!!」みたいな感じで、なんとなし歴女に比べて知性に欠ける感じもしないでも無いのですけれども、
こんなことを言うと、どこからとも無く怒られそうですが(^_^;)
 “仏の顔も三度”という言葉がございますが、あまりしつこい事をするというと、いくら穏やかな人でも四度目には怒る、というような意味に使われておりますが・・・。

清右衛門:「清太郎、清太郎や!」
孫兵ヱ:「お、お、おはようございます、旦那様。」
清:「息子の名前を呼んで、何だって番頭のおまえが来るんだい!えっ?」
孫:「はぁ、そ、それが若旦那様は、さ、先ほどお戻りになりまして、・・・今休んでおられまして。へぇ。」(~_~;)
清:「あの馬鹿息子と来た日には・・・、もう四度目じゃぁないか。・・・っでなんでおまえさんがわたしに報告に来るんだい!・・・それが甘やかしてるって言うんだよ。日頃ビシビシ鍛えておくれと言ってるいるじゃぁないか、えっ!。わたしも若いうちだけと思っていたが、それが甘かった。たたき起こしてここへ連れてきなさい。今日という今日は、・・・もう、こうして、ああして、こんな風にしてケツにこんなことして・・・。」
孫:「旦那様、それはあまりにも・・・」
清:「いいから早く連れてきなさい。」
孫:「は、はい。ただいま。」
しばらくすると、奥座敷から馬鹿息子の清太郎が番頭に抱えられながらやって参りまして。
馬:「な、なんだいおとっつぁん?」
清:「なんだい?とはなんだい!おまえという奴は、毎晩毎晩放っつき歩いて、挙げ句の果ては朝帰り!それも四度目じゃぁないか!今日という今日は許さないよ!」
馬:「・・・おとっつぁん・・・。小言、終わりました?・・・おやすみなさい。」
清:「こら、清太郎!」
といいながらつい手がでてしまい、拳固で頭を一つ。
馬:「イテッ、な、何すんだいおとっつぁん!」
清:「目が覚めたかい!無理矢理にでも仏陀にしてやったんじゃないか!」

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posted by 日向 at 10:11| 東京 🌁| 超短落語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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